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咳嗽(せき)-病気・症状と治療
咳嗽 (せき) Cough
WHO(世界保健機構)では、鍼灸治療が 気管支炎・喘息・風邪 およびそれらの予防 に適応であることを認めています。
咳嗽とは
気道内容物を排除する目的でおこる肺の防衛反応の一種。
吸気をした後に、気道内の分泌物や異物を体外へ排除するための、急速に空気を呼出する反射であり、肺の生体防御機構である。
(気管・気管支、肺胞の粘膜に存在する咳受容体が、炎症や異物などの物理的・化学的刺激を認識し、迷走神経を介して延髄の咳中枢に伝達する。)
【痰とは、気管支腺からの粘液が気道への刺激や炎症で咳と共に喀出されるもの】
原因疾患
○突然の咳嗽
- 自然気胸 :胸痛 (突発性)、呼吸困難、咳 (乾性・刺激性)、息切れ
- 気管支喘息:呼吸困難、喘鳴
○持続性の咳嗽
- 乾性咳嗽 … 痰を伴わないから咳
【気道と接していな部位で異常が生じている】- 風邪症候群 (軽い気管支炎、インフルエンザ、マイコプラズマ感染症を含む)
- 咽頭・喉頭疾患
- 肺結核や肺がんの初期、聞質性肺炎、肺線維症、じん肺など
- 気胸、胸膜炎、ACE阻害薬の副作用など
- 湿性咳嗽 … 痰を伴う咳 [喀痰はしばしば膿性疾となり、時に血痰・喀血を伴う]【過剰な気道分泌液の産生、即ち、気道の炎定性病変を示唆する】
咳の好発時間帯
明け方の咳発作 → 気管支喘息
起床後の大量の痰を伴った湿性咳 → 気管支拡張症
就寝時の湿性咳 → 肺水腫
咳嗽の東洋医学的な見方
関係する臓腑 《肺》、《腎》
病態 肺気の上逆
分類
外感性:《風寒》 《風熱》など
内傷性 :痰湿 脾の運化作用低下 → 痰湿 → 肺気損傷
肝火 :情志失調 → 肝鬱 → 化火(肝火) → 炎上して肺に影響
肺腎陰虚 :肺気損傷 → (悪化により)腎に影響
*外感性、内傷性いずれも 肺の宣発・粛降作用の失調 → 肺気上逆 → 咳嗽
家庭で出来る咳嗽のお灸のツボ(経穴・つぼ)
○お灸について »
気舎 (きしゃ)、不容 (ふよう)、庫房 (こぼう)、幽門 (ゆうもん)、膻中 (だんちゅう)、
肩中兪 (けんちゅうゆ)、肺兪 (はいゆ)、紫宮 (しきゅう)、尺沢 (しゃくたく)
脇堂(奇穴)=腋から乳頭までの長さの半分を腋からおろしたところ、
尺沢(しゃくたく)の変動穴
膻中返しの灸=紐を首にかけ輪にしを膻中 (正中線上で乳頭の高さ) にあて寸法を測り、その紐を首にかけたまま背中に廻し背骨上でとる。
○呼吸器全般に:至陽(しよう)、大杼(だいじょ)、霊台(れいだい)
咳嗽の精神的および感情的要因
~叫びたい、大声で言いたいことがある。
~”聞いて!聞いて!”
~”見て!見て!”
*感情・精神面のケアには… ⇒ 脳デトックス【アクセス・バーズ】がおすすめ!
咳嗽のヨガ・セラピー
アサナ
プラナヤマ
ウッジャイ
咳嗽のレイキ・ヒーリング(霊気療法)
○チャクラについて »
Chakras
ヴィシュッダ・チャクラ Vishuddha(Throat Chakra)
アナハタ・チャクラ Anahata(Heart Chakra)
Positions
基本ポジション+反応のあるところ、みぞおち、胸部、背部。
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