脱毛症 Alopecia(Hair Loss)
脱毛症の分類と原因
○先天的脱毛症:全身性あるいは局所性の無毛症や乏毛症
○後天的脱毛症
▪円形脱毛症
- 原因不明 (自律神経失調、精神的ストレス、自己免疫力低下など)
- 自覚症状はなく、突然発症する
- 脱毛斑は円形または精円形、単発又は多発(左右非対称)
- 脱毛部の皮膚は常色
- 好発部位:頭髪、眉毛、まつげ
- 病態:毛母細胞の突然死
- 爪甲の点状凹窩、混濁、剥離、横溝の出現
*多くは数ヶ月で発毛をみるが、再発例も多い
*〔難治性〕汎発性 (全身の体毛に及ぶ症例): 全頭型、後頭部から側頭部生え際にかけて境界明瞭な脱毛、幼児期に発症するもの
▪壮年脱毛症(男性型)
- 遺伝的要因
- 男性ホルモンの影響→毛母細胞の代謝障害
- 額の生え際から起こり、毛が細くなってから抜ける(毛母細胞の栄養不足)
▪粃糠性脱毛症:乾燥・皮脂過多などにより頭皮の角化異常(フケの過剰)
→炎症や雑菌繁殖などにより毛孔や毛根に影響
▪脂漏性脱毛症:皮脂分泌過剰→毛孔を通じ毛根に影響
▪瘢痕性脱毛症:火傷や外傷が原因となった脱毛(毛乳頭の消失)
▪症候性脱毛症
- 熱性疾患後
- 内分泌疾患(甲状腺機能低下症など)
- 膠原病(全身性エリテマトーデスなど)
- 梅毒(第二期)
- 薬剤(抗がん剤など)
○女性の脱毛症
▪分娩後脱毛症
▪びまん性脱毛症(老化、ストレス、極度のダイエットなど)
*トリコチロマニア: 抜毛癖、抜毛狂―精神的原因(子供に多い)
脱毛症の東洋医学的な見方
関係の深い臓は《腎》《肝》
「髪は血余」 肝は蔵血を主る 肝血は腎精と同源
「腎の華は髪にある」→腎の状態は髪に反映する
*気の力によって髪を拘束している→気がなくなると(=気虚になると)抜けやすくなる
- 瘀血:血の停滞→毛髪を栄養できない(瘀血の原因は気虚、気滞、血熱、血寒、外傷など)
- 気血両虚:久病、産後などに気血の虚→毛髪を栄養できない
- 肝腎陰虚:老化、労倦などにより肝血と腎精の不足→毛髪を栄養できない
自分で出来る脱毛症のお灸のツボ(経穴・つぼ)
身柱(しんちゅう)、 神道(しんどう)、 霊台(れいだい)、 瘂門(あもん)、
風池(ふうち)、 肩井(けんせい)、 膏肓(こうこう)、 至室(ししつ)、
大腸兪(だいちょうゆ)、 小腸兪(しょうちょうゆ) 督脈上の圧痛をみて施灸。
○円形脱毛には円形の縁に糸状灸
脱毛症の精神的および感情的要因
~恐怖感。
~緊張感・不安感。
~すべてを支配しようとする。
~人生の進展を信じない。
*感情のクリアリングには…
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脱毛症のヨガ・セラピー
アサナ
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脱毛症のホメオパシーレメディー
- Acid Flour: 発熱後の抜け毛。暖かい、温まると悪化。髪がゴワゴワで痛みやすい。頭皮のかゆみも。
- Sulphur: 頭皮が乾燥したり、湿疹または頭部白癬。洗髪後のひどい抜け毛。頭皮のかゆみ。頭皮は汗ばむことも。
- Natrum Muriaticum: 頭皮が油っぽい。貧血の女性の抜け毛に。
- Phosphorus: 抜け毛とフケ。頭皮のかゆみ。過敏。
- Arsenic Album: 円形脱毛症で頭部のかゆみやほてりを伴う。夜悪化。
- Vinca Minor: 円形脱毛症で抜けたところから白髪が生えてくる。かゆみも。
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脱毛症のハーブ療法
- イチョウ(Ginkgo biloba)
- ローズマリー(Rosmarinus officinale)
- アメリカザンショウ(Xanthoxylum clavaherculis)
- スギナ(Equisetum arvense)
- エンバク(Avena sativa)
- エキナセア(Echinacea)
エッセンシャル・オイル
カモマイル+ローズマリー+セージ
脱毛症のレイキ・ヒーリング(霊気療法)
○チャクラについて »
Chakras
サハスララ Crown(Sahasrara Chakra)
マニプラ・チャクラ Manipura(Solar plexus Chakra)
Positions
基本ポジション+反応のあるところ、頭部、肝臓、膵臓・脾臓。