便秘 Constipation
WHO(世界保健機構)では、鍼灸治療が 便秘 に適応であることを認めています。
便秘とは
便が長期間腸管中に留まったために水分が過吸収され、便中の水分量が異常に少なくなった状態。
正常時の便通より回数が減少し、かつ排便間隔が不規則。通常、便の硬度も増している。
便秘の種類
- 機能性便秘
- 弛緩性便秘 【腸管蠕動低下】
- 痙攣性便秘 【腸管分節運動上昇】
- 直腸性便秘 【副交感神経の働きが鈍い】
- 器質性便秘 【腫瘤、狭窄などの原因による、消化管の通過障害に起因】
- 症候性便秘 ex.糖尿病、パーキンソン病、甲状腺機能低下症、脱水時
急性便秘
- 一過性単純性便秘(機能性便秘)
- 症候性便秘:腸閉塞、急性膵炎など
慢性便秘
- 弛緩性便秘:大腸の緊張や運動能の低下による便の輸送の遅延。
→高齢者、無力体質、経産婦などに多い。 - 直腸性便秘(習慣性便秘):排便反射の低下。
便意を抑制する習慣の人、下剤・涜腸を多用する人に多い。 - 痙攣性便秘:直腸の痙撃、収縮で起こる。(副交感神経の過緊張)
神経質な人に多く、しばしば便秘と下痢が交代する。交代性便通異常、兎糞が特徴。
→過敏性腸症候群の便秘型はこのタイプ。 - 症候性便秘:
*神経精神疾患一脊髄損傷、脳血管障害、パーキンソン病など。
*代謝・内分泌疾患― 甲状腺機能低下症、糖尿病など。
*消化管の通過障害一腸閉塞、直腸がん など。
*薬剤によるもの一抗コリン薬、向精神薬など。
便秘の東洋医学的な見方
便秘を《秘結》という。
原因と分類
《胃腸の熱》:飲み過ぎ、辛いものの多食、陽盛体質など→胃腸に熱がこもる
→津液の損傷→大腸の伝導作用低下→便秘《熱秘》
《肝鬱》:情志失調→肝気鬱結→気機阻滞→腸の伝導作用低下《気秘》
《気虚》:労倦、胃腸の慢性病→脾気損傷→椎動、伝道が無力《虚秘》
《血虚》:滋潤作用を持つ血の不足により、腸内の潤いが失われる《虚秘》
《腎陽虚》:老化による腎陽の衰退(十生冷の過食による脾陽の損傷)
→温勲作用の低下→陰寒の疑結→伝導機能の失調《冷秘》
自分で出来る便秘のお灸のツボ(経穴・つぼ)
○お灸について »
○急性便秘
沢田流神門
○慢性便秘
大横(だいおう)、腹結(ふっけつ)
便秘の精神的および感情的要因
~過去にとらわれている。
~以前の考えを開放することができない。
~何か引っかかることがある。
*感情・精神面のケアには… ⇒ 脳デトックス【アクセス・バーズ】がおすすめ!
便秘のホメオパシーレメディー
- Bryonia:硬便。のどが渇く。
- Graphites:冷え。大きい硬便。痔を伴う。
- Nux vomica:強い便意。排便の後も便意。頭痛。
- Opium:ショックな出来事。黒っぽい少量の便。
- Sepia:運動能・血行不良。下腹部にしこり。
ホメオパシーレメディー Bry.ブライオニアの値段をチェック⇒
便秘のヨガ・セラピー
アサナ
- タダサナ
- ティルヤカタダサナ
- カティチャクラサナ
- スリヤナマスカ
- パワンムクタサナ2,3
- スプタヴァジラサナナ
- シャシャンカサナ
- ウシュトラサナ
- トリコナサナ
- ヨガムドラサナ
- マツヤサナ
- すべての 反曲のアサナ
- すべての 前曲のアサナ
- すべての捻曲のアサナ
- ハラサナ
- ドゥルタハラサナ
朝のアサナの前に2~3杯の室温の水を飲む。
毎食後、最低10分はヴァジラサナ。
プラナヤマ
ナディショダナ
ムードラ
ウッディヤナ、 マハバンダ
シャットカルマ
ラグーシャンカプラクシャラナ、 アグニサルクリヤ
他
ヨガニドラ
ハーブ療法
- フェンネル
- ペラルゴニウム
- ケープアロエ
- セイヨウタンポポ
- オオバコ
- ダイオウ
便秘のレイキ・ヒーリング(霊気療法)
○チャクラについて »
Chakra:マニプラ・チャクラ Manipura(Solar plexus Chakra)
スヴァディスタナ・チャクラ Svadhistana(Sacral Chakra)
Positions:基本ポジション+反応のあるところ、大腸。