難聴 Deafness
WHO(世界保健機構)では、鍼灸治療が 難聴 に適応であることを認めています。
難聴とは
聴力の低下。通常、会話音域の平均聴力損失が20デシベル以上のもの。
難聴の分類と原因疾患
- 伝音性難聴―中耳や外耳の異常による。
・中耳炎(急性、慢性) ・耳管狭窄症
・耳垢塞栓 ・耳硬化症 ・鼓膜穿孔
・滲出性中耳炎 ・真珠腫性中耳炎 ・中耳損傷など - 感音性難聴―蝸牛より中枢側の障害
・メニエール病 ・突発性難聴 ・老人性難聴
・騒音性難聴(急性音響性難聴、慢性騒音性難聴)
・その他(中毒性難聴、遺伝性難聴、聴神経腫瘍など) - 混合性難聴
- 機能性難聴―器質的障害なしに起こる(心因性難聴など)
*老人性難聴:加齢に伴う進行性、両側性の感音性難聴。鼓膜は正常、著しい耳鳴り、50歳以降に多い。
突発性難聴の概念
原因不明の内耳障害によつて突発的に生じた感音難聴の総称。
難聴と同時に、激しい めまい を伴うこともある。 (単一の疾患とは考えにくい)
メニエール病と異なり、本症は反復しない。
難聴(突発性)の成因
原因は不明
・突然の発症から内耳の循環障害 → が疑われ、
・一回限りの発症からはウイルス感染 → が示唆される。
突発性難聴の症状
発熱と咳嗽が主症状
- ある日、突然耳が聞こえにくくなる。
片側性難聴 【蝸牛の障害】
患者は難聴ではなく、耳鳴や耳閉塞感として捉えることもある。 - ときにめまい 【障害が前庭・半規管に及んだと考えられる。末梢性前庭性めまいを合併】
めまいは原則として回転性
・第Ⅷ神経以外の神経症状は伴わない。
突発性難聴の検査
〔画像〕画像診断で聴神経腫瘍を除外。
東洋医学的な見方
・難聴のことを「耳聾(じろう) 」と呼ぶ (耳鳴りとも関係が深い)
関係の深い臓腑:《腎》腎は耳に開竅(かいきょう)する。
関係の深い経絡:手・足の《少陽経》
分類
- 《肝火》:情志失調→肝気鬱結→気鬱化火→肝火が肝胆経に沿つて炎上→耳敷を蒸灼→耳鳴り・難聴
- 《痰火》:飲食不節(油物、飲酒など)+労倦による脾気損傷→脾の運化機能低下
→痰濁→長期にわたると化火(痰火)→ 耳竅を蒸灼→耳鳴り、難聴 - 《腎精不足》:加齢、病後、房事過多などで腎精不足→精気が上に行かない
→髄海の滋養不足→耳竅空虚→耳鳴り・難聴 - 《脾胃虚弱》(気血両虚):労倦や慢性疾患→脾胃虚弱→気血生成不足+清陽不昇
→耳竅空虚→耳鳴り・難聴
難聴の鍼灸治療
自立神経の調整、内耳の血流改善。(耳周囲、後頚部の圧痛・硬結・筋緊張など)
自分で出来る難聴のお灸のツボ(経穴・つぼ)
○お灸について »
竅陰(きょういん)=耳を二つ折にした先端があたるところ、大杼(だいじょ)、
天柱(てんちゅう)、 上星(じょうせい)=髪の生え際から一寸、 翳風(えいふう)
耳鳴りに:完骨(かんこつ)
難聴の精神的および感情的要因
~拒絶。
~頑固さ。
~孤独。
~何を聞きたい?私にかまわないで。
難聴におすすめのフラワーエッセンス
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難聴のホメオパシーレメディー
- Hepar. sulph :寒さに弱く、頭部を暖かくしたがる。耳もふさいでいたい
- Levisticum radix :内耳の水分バランスを整える
- Belladonna :音、騒音に過敏。耳がズキズキする
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難聴のレイキ・ヒーリング(霊気療法)
○チャクラについて »
Chakras
アジナ・チャクラ Ajna(3rd Eye Chakra)
ヴィシュッダ・チャクラ Vishuddha(Throat Chakra)
マニプラ・チャクラ Manipura(Solar plexus Chakra)
Positions
基本ポジション+反応のあるところ、耳、腎臓。
その他
ニーム・オイルを人肌に温め、2~3滴を耳穴にたらす。
ティートゥリー・オイルを耳穴に塗布。