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糸球体腎炎-病気・症状と治療
糸球体腎炎 Glomerulonephritis
急性糸球体腎炎
ほとんどがA群β溶連菌感染の1~3週後に続発。
→ 溶連菌感染後急性糸球体腎炎とも呼ばれる。
3~12歳に好発 (平均7歳)、男児に多い。 近年激減。
急性糸球体腎炎の病因
- A群β溶連菌が多い。
先行感染 … 扁桃炎、咽頭炎などの上気道感染、猩紅熱など。 - 他に、プドウ球菌、肺炎球菌、淋菌でも発症。
急性糸球体腎炎の原因
原因の細部は未解明。
多くは、A群β溶連菌によって形成された免疫複合体 (Ⅲ型アレルギー反応) が、糸球体に沈着することによるといわれている。
免疫複合体が沈着し、糸球体に炎症
→ 糸球体の修複機転として、細胞成分が増殖
→ 周囲の毛細血管を圧迫、つぶされる
→ 糸球体の血流が阻害される (糸球体漏過量 (GFR) 減少)
→ 腎機能の低下、血尿 さらに、糸球体係蹄壁に異常が生じた場合には、蛋白尿
*糸球体濾過量 GFR:糸球体の濾過によって生成された原尿の量。100~130ml/分
*Ⅲ型アレルギー:生体内に抗原に対す抗体が形成される
→ 流血中で抗原と抗体が反応して免疫複合体が生じる
→ これが糸球体基底膜に沈着して、補体が活性化され病変が意起される
急性糸球体腎炎の症状
β溶連菌に感染後、1~3週の潜伏期をおいて、血尿、高血圧、浮腫を主症状として発症。
- 血尿 (必発、1~6ヶ月持続する) 【免疫応答により糸球体が炎症 → 毛細血管壁が断裂】
- 乏尿(数日で回復) 【糸球体濾過量の急激な低下】
- 浮腫(眼瞼浮腫) 【糸球体濾過量 (GFR) の急激な減少 → Na+と水分は貯留し、細胞外液量が過剰】
- 高血圧 【GFR減少によってNa+が貯留 → 循環血漿量上昇】
- 蛋白尿 (量は多くない。2~3週以内に消失) 【糸球体基底膜に異常が及んだ場合】
慢性糸球体腎炎
血尿あるいは (および) 蛋白尿が長期に (1年以上) 持続するものを慢性糸球体腎炎症候群という。
通常、二次性糸球体疾患は除外する。
慢性糸球体腎炎のなかで、IgA腎症が最も多い。
学童期から青年期にかけて、学校診断などの機会に偶然に顕微鏡的血尿で発見される。
慢性糸球体腎炎の病因
原因不明。免疫的機序が考えられる。
未知の抗原に対してIgAが過剰に産生される
→ IgAは未知の抗原と結合して免疫複合体を形成
→ 免疫複合体は糸球体に沈着
→ Ⅲ型アレルギーの機序に従って、糸球体に炎症を起こす。
慢性糸球体腎炎の症状
病型により無症状~慢性腎不全まで多様。
- 血尿 (必発) 【免疫応答により糸球体が炎症→毛細血管壁が断裂】
- 蛋白尿 (間欠的or持続的) 【炎症細胞の分泌したサイトカインにより、基底膜の透過性が亢進】
- 高血圧
〔潜在型〕無症候性、腎機能も長期にわたって正常。
慢性腎不全の90%。 顕微鏡的血尿。 血圧:正常。
蛋白尿:1.0g/日以下。 糸球体病変:軽度。 腎機能:正常。
予後:10~20年で20%は腎機能悪化を来し、5%は腎不全となる。
〔進行型〕GFR:80ml/分未満
顕微鏡的血尿~肉眼的血尿。 高血圧が多い。
蛋白尿:1.0g/日以上。 糸球体病変:中~高度。 腎機能腎機能:低下。
予後:通常10年以内に100%腎不全となる。
家庭で出来る腎炎のお灸のツボ(経穴・つぼ)
○お灸について »
腎兪(じんゆ)、肓兪(こうゆ)、水分(すいぶん)、滑肉門(かつにくもん)、京門(きょうもん)
○浮腫に:気海(きかい)、失眠(足裏かかとの中央)
○排尿困難に:足五里(あしごり)、中膂兪(ちゅうりょゆ) or 膀胱兪(ぼうこうゆ)
腎炎の精神的および感情的要因
~物事をきちんとできない子供のように感じる。
~挫折感。
~失望感。
~視野がせまく、他の側面を見ようとしない。
~頑固で頭が固い。
腎炎におすすめのフラワーエッセンス
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腎炎のホメオパシーレメディー
- Aconite:熱さや痛みを伴う尿。しぶり。血が混じることも。
- Allium cepa:膀胱の痛み。腎臓の痛み。尿道の痛み。特に左側。色の濃い尿。泡立つ尿。
- Argentum nit:腎臓部を触ると激しい痛み。不安感が大きく、下痢しやすい。
- Benzoic acid:腎臓の痛みが広がり呼吸が大きくなる。背中の痛み。茶色っぽい熱い尿。臭いの強い尿。
- Mercurius:炎症で尿がでにくい。尿の色が濃く、血が混ざることも。夜悪化。
- Stramonium:急性腎炎に。子供に。尿はでにくい、ゆっくり。
- Terebinthinum:腎臓うっ血。にごった尿、沈殿物を含みことも。腎臓、膀胱、尿道の痛み。むくみ。
腎臓のためのヨガ・セラピー
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Chakras
スヴァディスタナ・チャクラ Svadhistana (Sacral Chakra)
ムーラダラ・チャクラ Muladhara (Root Chakra)
Positions
基本ポジション+反応のあるところ、腎臓。
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