膵炎【病気・症状と治療】自分で改善セルフケアのためのガイド

膵炎 Pancreatitis

膵炎の本

 

急性膵炎とは

膵臓内における膵酵素の活性化による膵臓の自己消化を契機に発症した急性の炎症。
重症例は特定疾患治療研究対象疾患。

〔原因〕不明。

〔好発〕男性に多く、40~60歳に好発。

急性膵炎の誘因

  • アルコール過飲 (40%) 圧倒的に男性に多い。
     【アルコール過飲が膵臓の自己消化を引き起こす機序は不明】
    【長年のアルコール多飲は
     ・迷走神経を緊張状態にリセット→膵液分泌上昇
     ・CCK分泌上昇→膵液の蛋白濃度上昇
      →膵管内に蛋白血栓が形成され膵液排出障害→膵管内圧上昇→膵酵素の活性化】
  • 特発性 (25%)
  • 胆石症 (17%) 女性に多い傾向。
     【特に、総胆管結石の乳頭結石嵌頓による膵管内圧上昇が原因となる】

急性膵炎の症状

病態は、成因・病期・重症度によって大きく異なり、時間とともに刻々変化する。

  • 腹痛
    心窩部~背部に強い持続痛 【膵管内圧の亢進や、膵臓周囲の神経に対する刺激による】
    座位前屈位 (chest-knee position 胸膝位、膵臓姿勢) で軽減、アルコール・脂肪摂取で増悪。
  • 消化器不定愁訴
    悪心・嘔吐 (嘔吐による腹痛の軽減はない) 【膵臓周囲の神経に対する刺激による】
    腹部膨満感 【腫大した膵臓、膵臓周囲に染み出た腹水、麻痺性イレウスによる】
  • 発熱 (38℃を超える→胆道感染の合併を疑う)、血圧低下、頻脈 【炎症による】

(重症例)急性壊死性膵炎→予後不良

  • テタニー症状 【膵組織の壊死で、Caが消費されるための低Ca血症を呈する】
  • 麻痺性イレウス 【血圧低下により腸への血流量減少】
  • 皮膚出血斑 【腹腔内出血を反映して、血栓滲出液が皮下組織に移動】
  • 呼吸障害…呼吸不全【低O2血症】、ときに腹水、胸水
  • ショック (重症膵炎に合併) →循環不全 (血圧下降、頻脈)、冷汗、急性腎不全による乏尿

急性膵炎の発生機序

何らかの理由で、消化酵素が膵臓内で活性化し、蛋白質の塊である膵臓自身が溶ける自己消化することが本症の本態である。

トリプシノーゲンが活性化して生成するトリプシンは、アミラーゼ、リパーゼ以外のほとんどの膵酵素の活性化を引き起こす。

アルコールは、膵の外分泌亢進・ファーテル乳頭の浮腫を生じ、その結果、膵管内圧を上昇させること、アセトアルデヒドが直接傷害することなどが、膵酵素活性化の引き金となると考えられている。

慢性膵炎とは

比較的軽度の炎症が長期間にわたって何度も反復されたため、膵実質が破壊され、その修復過程で線維組織に置換された疾患→不可逆性の変性を生じた病変で、進行性雑治性疾患。

膵実質の障害
 膵外分泌機能の低下【アミラーゼ・リパーゼ・トリプシノーゲン低下】→消化吸収障害
 膵内分泌機能の低下【インスリン低下、グルカゴン低下】→二次性糖尿病

〔好発〕男女比は4:1で男性。  アルコール多飲。

慢性膵炎の病因

  • アルコール多飲→膵管内には蛋白栓や結石 (膵石;主成分は炭酸カルシウム) が認められる。
  • 特発性
  • 胆道疾患 (胆石症など)

慢性膵炎の症状

主要症状は持続、断続する腹痛と圧痛。持続する鈍痛~疝痛まで、さまざま。

  • 腹痛
     心窩部~背部痛 (反復性)
     【膵液うっ滞→膵管内圧上昇→膵皮膜の伸展】
    【炎症で膵周囲の知覚神経が刺激された】
     前屈位で軽減、飲酒・脂肪摂取で増悪
  • 消化器症状
     食欲不振、悪心・嘔吐、腹部膨満感 【膵腫瘤→消化管圧迫:消化器不定愁訴】
  • (進行) 腹痛が軽減・消失 (burn out 現象)
     概念…灰白色便(脂肪便)、体重減少、下痢、脂溶性ビタミン吸収障害
        【リパーゼ低下→脂肪吸収障害】
       …糖尿病症状 (口渇、多飲、多尿)、体重減少 【インスリン低下→高血糖による糖尿病症状】

慢性膵炎の発生機序

アルコール多飲者が慢性膵炎を引き起こす機序は不明。いくつかの要因が複合的に働くと考えられている。

アルコーは迷走神経を緊張状態にリセットすることにより膵液分泌を亢進させるとともに、CCK分泌を亢進させ、膵液中の蛋白濃度を上昇させる。これにより微小膵管内に蛋白栓が形成され、膵液排出障害を来して膵管内圧を上昇させると考えられる。

蛋白栓こよって細膵管が閉塞されると、その上流にある腺房は破壊され、線維に置き換わる。進行するとラングルハンス島も障害を受け、インスリン分泌が低下し糖尿病を発症する。

膵炎の精神的および感情的要因

~拒否。
~苦悩、失望。
~人生の甘味を失った。

膵炎におすすめのフラワーエッセンス

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膵炎のホメオパシーレメディー

  • Iris versicolor:強い腹痛、膵臓のやけるような痛み。嘔吐、消化できず下痢、油っぽい便。前かがみで軽減。ガスを出すと軽減。
  • Colocynthis:上腹部に痛み。食後悪化。腹痛が前かがみになること、腹部をおさえることで軽減。吐き気。下痢をすることも。
  • Phosphorus:腹部膨満。黄疸、油っぽい便。白い粘液の混ざった便。嘔吐。
  • Belladonna:腹痛。急に腹痛が始まり、しばらくすると痛みが消える。動くことで痛みが悪化。腹部膨満。
  • Arsenic Album:嘔吐と下痢に。食後に嘔吐。下痢は食後や夜中に悪化。食欲不振、腹部の切り裂けるような痛み。強い不安と顕著な落ち着きのなさ。
  • Leptandra:著しい吐き気を伴う胆汁の嘔吐。食欲不振、極度の疲労、朝に悪化する下痢。

 

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膵炎のレイキ・ヒーリング(霊気療法)

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  マニプラ・チャクラ Manipura(Solar plexus Chakra)
  スヴァディスタナ・チャクラ Svadhistana(Sacral Chakra)

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  基本ポジション+反応のあるところ、背部。

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