下痢 Diarrhoea
ＷＨＯ（世界保健機構）では、鍼灸治療が 下痢 に適応であることを認めています。
下痢とは
糞便内の水分量が多くなり、薬便が水様、粥状になった状態。
排便回数の増加を伴うことが多い。
下痢の原因疾患
急性下痢
- 機能性下痢：暴飲暴食、神経性下痢、アレルギー性下痢、飲酒など
- 急性腸感染症：細菌性下痢、食中毒、コレラ、ウイルス性腸炎など
- 食品中毒：キノコ、フグなど
- 化学物質：下剤、抗生物質、抗がん剤など
慢性下痢
- 吸収不良性：乳糖不耐症、先天性酵素欠損症など
- 消化不良性：胃疾患、膵疾患、肝・胆道疾患など
- 症候性：過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸がんなど
下痢の東洋医学的な見方
下痢を《泄潟》という。
＊溏泄=泥状便(大便が稀く軟らかくなり、形をなさない)。…脾の運化機能の低下
＊泄潟=水様便(泄一大便が稀薄で出たり止まったりする、潟―水様性の下痢)…多くは脾胃虚弱
原因と分類
- 《外邪》：湿邪によるものが多い(寒湿または湿熱)。湿邪は脾に最も影響が及びやすい
- 《傷食》：生ものや冷たいものの過食、暴飲暴食→脾の運化失調
- 《肝鬱》：情志失調→肝気鬱結→肝気が横逆して脾胃を犯す
- 《脾胃虚弱》：労倦、虚弱体質、久病→脾気不足→運化機能の低下
- 《腎陽虚》：久病や老化で腎陽の衰退→脾胃の温畑不足→運化機能の低下[=脾腎陽虚] *《五更泄潟》(夜明け前に腹鳴があり下痢をする)
自分で出来る下痢のお灸のツボ(経穴・つぼ)
○お灸について »
○胃腸疾患
胃の六つ灸＝膈兪(かくゆ)、肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)、
中脘(ちゅうかん)+天枢(てんすう)
○下痢
臍を中心に上下、左右に口合寸、承筋(しょうきん)、百会(ひゃくえ)、大椎(だいつい)
臍に塩灸
○ストレス
督脈上、陶道(とうどう)～筋縮(きんしゅく)までの圧痛点
委中(いちゅう)、承山(しょうざん)、湧泉(ゆうせん)など
○食中毒、アレルギー体質性の下痢
裏内庭(うらないてい)
○胸やけ、吐き気、呑酸
泉生足
下痢の精神的および感情的要因
～不安感。
～何かを拒絶している。
～何かから逃げようとしている。
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下痢のホメオパシーレメディー
- Arg nit：精神不安からくる。
- Arsenicum：疲労を伴う。食中毒の可能性。
- Chamomilla：特に子供の下痢に。
- China：果物の食べすぎによる。
- Colocynth：食中毒。激しい腹痛。
- Merc sol：夜間に悪化。
- Podophyllum：痛みは少ないが、便に腐敗したような匂いを伴う。
- Pulsatilla：食べすぎ(油分)
- Veratrum alb：冷や汗。あぶら汗を伴う。緑色の便。
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下痢のヨガ・セラピー
アサナ
- パワンムクタサナ２
- ヴァジラサナ
- スリヤナマスカ
- シャシャンカサナ
- ヨガムドラサナ
- アナンダマディラサナ
- パスチモッタナサナ
- ブジャンガアサナ
- シャラバサナ
- サルヴァンガサナ
- シャバサナ
- ガルバサナ
- コールマアサ
プラナヤマ
ナディショダナ、 ブラマリ、 シェータリ、 セートカリ
下痢のレイキ・ヒーリング(霊気療法)
○チャクラについて »
Chakras
マニプラ・チャクラ Manipura(Solar plexus Chakra)
スヴァディスタナ・チャクラ Svadhistana(Sacral Chakra)
Positions
基本ポジション＋反応のあるところ、大腸、小腸。
その他の療法
梅肉エキスを熱湯で薄めて飲む。
梅醤番茶
くず湯