手足のポーズ(立位前屈)【前曲のヨガ・アサナ9】前屈をするヨガ・エクササイズ

ヨガ手足のポヨガ

パダ・ハスタサナ PADA HASTASANA पादहस्तासन《手足のポーズ》

前曲のヨガ・アサナ Forward Bending Asanas 前曲のヨガ・アサナ Forward Bending Asanas

手足のポーズ

 
手足のポーズ

 

背筋を伸ばし直立する。両足は閉じて、手は体の横にそえておく。
全身リラックスさせる。これがスタートポジション。
両足裏全体に体重が偏らず平等にかかっていること。
ゆっくり上半身を前に倒す。頭から倒していき、胸部、腹部と順に倒していく。
顎は胸につけ、両肩はリラックスさせ、腕は自然に垂らしておく。
倒しながら、体に骨や筋肉などないと想像してみる。
けして力まないこと。
足裏の下に手を入れるか、足の横で床に手掌を伏せておく。
手が床まで届かない場合はできる範囲で。
首を弛め、前額が膝に触れるようにする。
両膝が曲がらないよう真っ直ぐにしておく。
このポジションで背中全体をリラックスさせる。
ゆっくりと体を起こしてスタートポジションに戻る。
倒した時とは逆の順で、腹部、胸部、頭部と上げていく。これで1ラウンド。
次のラウンドに入る前に、呼吸を整え、リラックスさせる。

Breathing:スタートポジションで吸気。前に上体を倒しながら呼気。最終ポジションでゆっくり深い呼吸。上体を起こしながら吸気。

Duration:5ラウンドまで。徐々に最終ポジションでの時間を伸ばしていき、ラウンド数は減らしていく。1ラウンド3~5分。

Awareness:Physical- 動作と背筋を弛めることに。または呼吸に。
Spiritual- スヴァディスタナ・チャクラ に。

Sequence:このアサナは 反曲のアサナ の前か後に行うとよい。柔軟性を伸ばすためには、他の 前曲のアサナ の前に行うとよい。

Contra-indication:背部に問題がある人、坐骨神経痛、心臓の弱い人、高血圧、腸ヘルニアなどの人はこのアサナは行わないこと。

Benefits:このアサナは消化器官にとてもよく、ガス、便秘、消化不良など軽減できる。脊髄神経を正常に働くよう調整する。頭部への血流を増やし、下垂体と甲状腺への血行を促進させる。上体を逆にすることで、新陳代謝を活発にさせ生命力を高める。集中力を向上させ、鼻、咽の疾患にもよい。動的に行うことで肥満解消(ダイエット)につながる。

 

Variation(動的前曲アサナ)

動的前曲アサナ
 

足を閉じて直立する。手は横に、手掌を後ろに向けておく。
両腕を頭上に伸ばし、肩幅に開く。
腕を頭より少し後ろに引き、体をそらす。
腰から上を前に倒していき、手掌を床につける。
手掌を足の左右両横におき、手指と足指が一直線になるようにする。
膝が曲がらないよう注意し、前額が膝につくようにする。
無理やり押してハムストリングを痛めないようにすること。
この最終ポジションで1~2秒おく。
上体を起こし腕を上に伸ばす。腕をさげる。

Duration:5~10ラウンドから始め、徐々に回数を増やし30ラウンドまで。

Practice note:初心者は手指を床につけるだけでもよい。足指と並ぶようにする。指も床につかない場合は足首かふくらはぎをつかんで行う。