わたくし乳がんステージ4の食事記録
7月9日
朝ごはん
- フラックスシード+カッテージチーズ
- キャベツ+はくさい+にんにく+めかぶ
- 海苔+オーツクッキー+レンズ豆パン
- 納豆+マッシュかぼちゃ+肝パテ
- きのこ
- 豆パスタ+なすズッキーニクリームチーズ
- みそ汁
- ケフィア+ブルーベリー
- すいか
- コーヒー
- クラッカー+ピーチスプレッド+アプリコットシード+デーツ
スナック
- ココナツケフィア
- りんご寒天
7月10日
朝ごはん
- フラックスシード+カッテージチーズ
- はるさめ+サーモンサワークリーム
- みそ汁(キャベツ+カリフラワー+たまご)
- ケフィア+ブルーベリー
- すいか
- コーヒー
スナック
- ケフィア
7月11日
朝ごはん
- フラックスシード+カッテージチーズ
- キャベツ+ブロッコリー+ハーブ+にんにく+めかぶ
- 海苔+玄米トースト+レンズ豆パン
- 納豆+マッシュかぼちゃ
- きのこ+きゅうり
- はるさめ+なすズッキーニサワークリーム
- みそ汁
- ケフィア+ブルーベリー
- すいか
- コーヒー
- オーツクッキー+ピーチスプレッド+アプリコットシード+デーツ
スナック
- ココナツケフィア
7月12日
朝ごはん
- フラックスシード+カッテージチーズ
- キャベツ+ブロッコリー+にんにく+めかぶ
- 海苔+玄米トースト+レンズ豆パン
- 納豆+マッシュかぼちゃ
- きのこ+きゅうり
- こんにゃく麺+トマトミートソース
- みそ汁
- ケフィア+ブルーベリー
- すいか
- コーヒー
- クラッカー+ピーチスプレッド+アプリコットシード+デーツ
スナック
- カッテージチーズ+オーツクッキー
- りんご寒天
7月13日
朝ごはん
- フラックスシード+カッテージチーズ
- キャベツ+カリフラワースープ
- はるさめ+サーモンクリームチーズ
- すいか+りんご寒天
- ケフィア+ブルーベリー
- コーヒー
- オーツクッキー+アプリコットシード+デーツ
スナック
- ケフィア
7月14日
朝ごはん
- フラックスシード+カッテージチーズ
- キャベツ+ブロッコリー+にんにく+めかぶ
- 海苔+玄米トースト+レンズ豆パン
- 納豆+マッシュかぼちゃ+肝パテ
- きのこ+きゅうり
- はるさめ+なすズッキーニクリームチーズ
- みそ汁
- ケフィア+ブルーベリー+りんご寒天
- すいか
- コーヒー
- オーツクッキー+ピーチスプレッド+アプリコットシード+デーツ
スナック
- ケフィア
- カッテージチーズ
7月15日
朝ごはん
- フラックスシード+カッテージチーズ
- キャベツ+白菜+にんにく+めかぶ
- 海苔+玄米トースト+レンズ豆パン
- 納豆+マッシュかぼちゃ
- きのこ+きゅうり
- 豆パスタ+ツナしそ
- みそ汁
- ケフィア+ブルーベリー
- すいか
- コーヒー
- クラッカー+ピーチスプレッド+アプリコットシード+デーツ
スナック
- ケフィア
奇跡のようなケフィアの歴史
ミルクケフィアは、健康に良いことで知られている発酵プロバイオティクス飲料である。消化の改善、血圧やコレステロールの低下、がんの予防、免疫システムの改善、喘息やアレルギーの軽減など、ミルクケフィアが幅広い健康上の利点と関連していることが研究で示されている。ミルクケフィアは濃厚で微発泡性の飲み物で、酸味とクリーミーな味わいがある。
ミルク・ケフィアの特徴
世界にはさまざまな発酵乳があるが、ミルクケフィアが特異なのは、ケフィアの「グレイン」を使っているからである。 ケフィアのグレインは、タンパク質と脂質の基質中の細菌と酵母の培養生コロニーである。ケフィアグレインはカリフラワーの断片に似ており、乳糖を乳酸やその他の成分に分解することで牛乳を発酵させる。
ミルクケフィアは現在では広く知られ、世界中の多くの国で飲まれているが、何世紀もの間、ミルクケフィアはロシアの北コーカサス地方の秘伝だった。北コーカサス地方の人々は長寿で有名で、100歳を超える人口の割合は世界でもトップクラスである。ミルクケフィアはこの地域の食生活の必需品となっている。
伝統的なミルク・ケフィアは、新鮮な牛乳とケフィアグレインを山羊皮の袋の中に入れて作る。日中、山羊の皮の袋は出入り口の陽の当たるところに吊るされ、出入り口を通る人がそれぞれ突いたり押したりした。そのミルク・ケフィアを飲み終わるごとに、新鮮な牛乳が山羊皮の袋に加えられ、連続的な発酵サイクルが形成された。
ケフィアは「預言者のグレイン」
コーカサス山脈の人々は、数百年(あるいは数千年)前からケフィアを作ってきた。この地域では、ケフィアのグレインは「預言者のグレイン」という名前で知られている。
ケフィアグレインの起源に関する彼らの昔からの言い伝えは、預言者ムハンマドがこの地域の正統派キリスト教徒にケフィアグレインを贈ったというものである。ムハンマドは人々にケフィアの作り方を教えたとされ、彼らはケフィアを健康増進食品として崇めた。
ケフィアのグレインとケフィア・ミルクの作り方は、コーカサス山脈の人々により何世代にもわたって秘密にされてきた。ケフィアのグレインを所有することは、この地域では富と同一視されていた。ケフィアの作り方の秘密が地域外で共有されると、ケフィアの効能が何らかの形で損なわれると人々は信じていたのだ。
マルコ・ポーロもケフィアを試したと言われ、ケフィアは薬用食品として珍重されたが、ケフィア作りの鍵は1900年代初頭まで共有されることはなかった。
ケフィアとコーカサスの長寿
ミルクケフィアは極秘に扱われていたのに、なぜ広く知られるようになったのだろう?ミルクケフィアの物語はここからさらに面白くなる。
ロシアの免疫学者イリヤ・イリイチ・メチニコフ博士(1908年に免疫の研究でノーベル賞を受賞)は、コーカサス地方やその他の地域の人々の並外れた長寿の要因を知りたいと考えるようになった。
メチニコフは、ミルクケフィアを含む発酵乳が長寿と幸福の鍵のひとつであるという結論に達した。1907年にメチニコフの著書『The Prolongation of Life』が出版されると、全ロシア医師協会は患者に薬として、ミルクケフィアを使用すると決定した。
モスクワ酪農のブランドフ兄弟は、全ロシア医師協会によって、コーカサス山脈の部族からケフィアグレインを入手するよう依頼された。しかし、部族はケフィアグレインをブランドフ兄弟に売ることを拒否した。
そこでブランドフ兄弟は、 部族の王子ベク=ミルザ・バルチョロフの宮廷に美女を送り込み、彼女の魅力でケフィアグレインを手に入れようと目論んだ。この重要な任務には、ブランドフ兄弟の従業員であったイリーナ・サハロワが選ばれた。
イリーナはバルチャロフ王子の興味を引くことに成功したが、彼はケフィアグレインを渡すことを拒否した。イリーナは王子のもとを去ったが、王子と結婚を迫る目的で、彼女を捕らえるために部族民が送り込まれた。
ブランドフ兄弟は、強制結婚が行われる前にイリーナを救い出そうとした。イリーナが皇帝に苦情を申し出ると、バルチャロフ王子はイリーナへの賠償を言い渡された。
金と宝石を差し出されたが、イリーナは拒否した。ケフィアグレインで償うしかなかったのだ。皇帝はバルチャロフ王子に、イリーナに10ポンドのケフィアグレインを与えるよう命じた。
薬としてのケフィア
ブランドフ兄弟はミルクケフィアのグレインを手に入れると、全ロシア医師協会のためにケフィアを作り始めた。ケフィアはロシアの病院で、消化器疾患、がん、動脈硬化、結核など、さまざまな症状の治療に使用された。現在でも、ケフィアは東ヨーロッパの病院患者、乳幼児、病弱な人々に日常的に使用されている。
1930年代までに、ケフィアはロシアで広く一般の需要を満たすために大規模に生産されるようになった。ケフィアを製造する商業的製法が完成するまでには、数十年を要した。ミルクケフィアは1960年代までに 西洋諸国に広まっていった。
近年、ミルクケフィアは急速に世界市場をはくする人気食品となった。健康志向の消費者の多くは、ケフィアグレインを使用して、自宅で簡単にミルクケフィアを作っている。
現在市販されているケフィアのほとんどは、ロシアで開発された市販のケフィアとは異なり、粉末ケフィア培養を使って作られている。
このような粉末状の培養は、ケフィアグレインよりもプロバイオティクス菌株の含有量がかなり少ないが、より安定した製品を作ることができる。
古代の起源から今日に至るまで、ミルクケフィアは人類の健康を豊かにしてきたスーパーフードである。
ケフィア・グレインは神からの贈り物
これまでに多くの研究者がラボでケフィア・グレインを作ろうと試みてきたものの、いまだに誰も成し遂げられていない。すなわち、世界中で使われているほとんどのケフィアのグレインはコーカサスから来ていることになるらしい。
今では、グレインを使わず、インスタント的な粉のケフィア・スターター(種菌)を使う方法もある。これは簡単にケフィアミルクができるので便利だとは思うが、プロバイオティクスの数がかなり違ってくるそうなので、できればやはりグレインをつかいたいもの。
ケフィアのグレインは旧約聖書にでてくる『マナ』だという説もある。マナとはエジプト脱出後の、荒れ野に住む民に、神が与えたとされる食べ物。「天からのパン」とも呼ばれる。それがアラブで引き継がれていき、預言者ムハンマドのイスラームと共に受け入れられたとも考えられる。
うちにあるグレインも、そんなはるか昔から長い旅を経てきてくれた神からの贈り物だと思うとありがたい気持ちがわいてくる。ケフィア・グレインをできるだけ増やして多くの人に分けてあげたい。
参考: